〜子どもたちの「野菜イヤイヤ問題」カルチャー別の裏話〜
『インサイド・ヘッド』第1作のあるシーン、覚えてる?✨
小さなライリーが、お父さんが食べさせようとしたブロッコリーを、プイッと手ではね飛ばしちゃう場面!あれ、めっちゃリアルなんだよね〜!
実は、ブロッコリーを嫌がる子どもって、特にアメリカでは超あるあるなの。🥦🇺🇸
(なんなら、大人になっても苦手な人、結構いるかも!?笑)
インサイド・ヘッド』に見る子どもの野菜嫌いと文化の違い

『インサイド・ヘッド』でブロッコリーがピーマンにチェンジ!?
実は、これ、バイオロジー(生物学)のせいだったんだよー!
小さい子どもたちはね、TAS2R38っていう遺伝子を持ってて、
ブロッコリーに含まれるグルコシノレートっていう成分の「苦み」を、大人よりも超敏感にキャッチしちゃうんだって!😳
しかもブロッコリーって、ちょっと硫黄っぽい独特なにおいもあるし(特に茹ですぎると…💨)、
親が「はい、食べて〜」ってクタクタに茹でたやつを出してきたら……
もうね、2〜6歳くらいの「食べ物こわい期(フード・ネオフォビア)」真っ最中のキッズには、においも食感もダブルパンチ!!🥦👊
そりゃあ、イヤイヤしちゃうわけだよね〜。
ちなみに!
TAS2R38の遺伝子って、生まれつき持ってるもので、成長しても消えたりはしないんだよ。🧬
じゃあ、なんで「子どもの頃はブロッコリー超ムリだったけど、大人になったら普通に食べられるようになった〜」って人が多いのかというと…
それはね、成長するにつれていろんな食べ物を経験して、「苦み」っていう味にもだんだん慣れていくからなんだって。✨
だから、遺伝子が消えたわけじゃなくて、**”慣れ”と”経験”**で克服してるってことなんだ〜!

🥦じゃあ、なんで日本の子どもたちはブロッコリーが好きなの?
実はね、『インサイド・ヘッド』が日本で公開されたとき、
ライリーがブロッコリーをプイッとするシーン、ピーマンに変更されてたんだよ〜!
これ、ピクサーが”ローカライズ”(現地文化に合わせてカスタマイズ)をちゃんとやってくれた証拠なの!
だって、日本の子どもたちって、ブロッコリーはむしろ大好きな子が多いんだもん🥦💕
でも、ピーマンは……苦手な子がめっちゃ多い!!
なんでかっていうと、日本の食文化では「素材のシャキシャキ感や本来の味を大事にする」スタイルが基本だからなんだ〜。
お母さんたちはブロッコリーをサッと茹でたり、軽く蒸したりして、
色もきれいなまま、においもきつくならず、苦みも少ない状態で出してくれるんだよね。
しかも!しょうゆやゴマドレッシングをちょいとかけたら……もう、最高!
だから、日本の子どもにとっては、
「え、なんでブロッコリーをイヤがるの!?」って逆にびっくりしちゃうかもしれないよね〜。笑
🌶️じゃあ、なんで日本の子どもたちはピーマンが苦手なの?
それはね、ピーマンには独特なにおいとクセのある味があるからなんだ〜!
この強いにおいと味が、日本の「素材本来の味を大切にする」料理文化とはちょっと合わないんだよね。
しかも、ブロッコリーみたいにいろんな和食にアレンジできるわけでもないから、
どうしても「うーん、なんか苦手……」って思っちゃう子が多いみたい。💭
このなじみのなさこそが、子どもたちの「ピーマンいやー!」現象を生み出してるってわけ!
まとめ
こういう、ちょっとしたシーンを各国の文化に合わせて変えるって、
ピクサーの細かい気配りをめっちゃ感じるよね〜✨
それから、大事なことをもう一度!
ブロッコリーでもピーマンでも、
「野菜が好き・嫌い」って、ぜったいにみんな同じじゃないんだよ〜!
子どもの頃からぜんぜん気にせず食べられる子もいれば、
小さい頃はイヤだったけど、大人になって大好きになるパターンもあるし、
一生「ムリ!!」って思い続ける人も、もちろんいる。
だから、「みんなこう!」って思わずに、**一人ひとり違うんだな〜**って優しく見ていこうね